こんにちは。
数秘33の笹子です。
先日、ある本を読んでいてピンときました。
「さてはこの著者、数秘33では・・・・」
こんな風に自分と似たような「数秘33的な人」に対して感じる嗅覚について、
今日は書いてみようと思います。
本の著者はやっぱり・・・
先日こんな本を読みました。
タイトルは
「ぜんぶ、愛。」
著者は映画監督の安藤桃子。
どうしてこの本を手に取ったのかといえば、新聞の書評で紹介されていたから。
私は結構読書家です。本の選択は主に新聞の広告欄や書評コーナーから。
ピンと来たものをジャンルを問わず、図書館で借りて読んでいます。
今回も「これは読まねば・・・」と感じ、さっそく予約しました。
なんでピンと来たのか・・・?
それは自分でも良くわからないのですが、本の選択はいつもこの「ピンとくる感じ」があるのです。
これは絶対に自分好みだ…と。
早速手に取り、読み進めて半分を過ぎたころ感じました。
「この独特な感じ、なにか自分と同じ匂いがする・・・」と。
そこで電卓を引っ張り出し、さっそく著者の生年月日を調べ計算してみました。
1982年3月19日生まれなのですべて分解して足していくと・・・
33
見事に33でした・・・。
これには少し驚きましたが、やはり嗅覚でなんとなく感じ取れるのだと思いました。
著者の数秘33的なところ
著者の安藤桃子さんは曾祖父が犬養毅(元首相)、父は奥田瑛二(俳優・映画監督)、母は安藤和津(エッセイスト)、妹は安藤サクラ(女優)と家族は、華麗なる一族です。
小学校と中学校は学習院で高校はイギリスに留学。
その後、僧侶と結婚し1女をもうけるも離婚。
現在は高知県高知市に移住しています。
こう書くと安藤桃子さんは恵まれた環境でのびのび育った数秘33のように思えますが、本を読み進めていくと・・・
小学校時代は、挨拶が「ごきげんよう」の学習院で、集団生活に馴染めず問題児として浮いてしまい、
中学校時代は親が芸能人ということでいじめにあい「親の七光り」といことで悩む、それなりに厳しい環境でした。
そんな環境に嫌気がさし15歳で単身イギリスに留学するも、今度は人種差別でいじめに・・・。
そして吃音やチックを発症してしまいます。
そんな過酷な経験から10代にして
「煮ても焼いても二世。だったら上手く生かして、生きよう」
と悟ります。
その後、留学生活では異彩な才能からロンドン大学芸術学部を次席で卒業します。
そして現在は高知県で暮らしています。
高知県移住は映画ロケをきっかけに「最先端はここだ!」と3秒で決めました。
曾祖母から代々引き継がれる「糠床」を愛し、味噌づくりにいそしむ食への高い意識。
北海道のエゾ鹿の角で作ったナイフでへその緒を切るというバースプランを練り上げ、出産に臨む探求心など個性的なエピソードが盛りだくさんです。
私にもその、興味関心ある物事に対してのこだわりが手に取るようにわかりました。
文章の随所から「普通と違う感性と雰囲気」が感じ取れます。
ほかの人には見られない独特な表現があり、むくむくと数秘33らしさを感じました。
最近私は、こんな風に数秘33らしき人に対して「嗅覚」が芽生えてきたように思います。
数秘33の感性
数秘33ってやはり信じた道を直感で選び、猪突猛進なところがある一方で、繊細でナイーブ。
安藤桃子さんも15歳で単身イギリスに留学という大胆さがある一方で、人種差別で苦しんだ時期は吃音やチックを発症してしまうなど精神的なもろさ、繊細さがうかがえます。
また高知県に移住後、離婚されているという情報を見たとき、離婚に至った詳細は不明ですが自分を偽って関係を続ける事なんて、できなかったんだろうなと感じました。
世間体、お金、子供への影響・・・そんな事を考えたら離婚せずやっていくいう選択もあったかもしれません。
しかしそれはできない。
自分に正直にしか生きられない数秘33的な感性では、離婚が最善の選択になるんだろうと思います。
同じ33でも、私とは違うところ
安藤桃子さんは現在、シングルマザーとして一人娘さんを育てながら高知県での生活を自らが率先して楽しんでおられます。
移住先では高知県の人のたくさんのやさしさに助けられ、自らもすべての子供たちの笑顔と未来を考える異業種チーム「わっしょい!」を立ち上げたり、娘さんの幼稚園のPTA保護者会の会長を務めたりして、高知県の人のコミュニティにすっかり溶け込んでいます。
同じ数秘33としてこういう生き方が私とは違うところだなと感じました。
私は濃密な付き合いは苦手だし、人の前にも立ちたくない。
根っからの引きこもり体質なので、このようにたくさんの手助けがあると煩わしく感じてしまったり、リーダーとして組織を引っ張っていくなんて全くできない生き方だと感じました。
でもなぜか感じる同じ感性。
数秘33の生き方、性格はかなりバラエティに富んでいるといいますが、「愛」がベースにあるその芯の部分はやはり同じなのかもしれません。
33歳で起きたことは?
数秘33は33歳の時に人生の転機になる出来事があるといいます。
安藤桃子さんはどうだったのでしょうか。
調べてみると安藤さんが33歳の時は2015年。
2015年は安藤桃子さんの監督したこの映画「0.5ミリ」が、第18回上海国際映画祭アジアンニュータレントアワード部門にて、最優秀監督賞、優秀作品賞、優秀脚本賞を同時受賞するなど、ほかにもたくさんの賞を受賞されています。
「0.5ミリ」は監督・脚本は安藤桃子、主役には妹の安藤サクラ、エグゼクティブプロデューサーは父の奥田英二、フードスタイリストは母の安藤和津が務めています。
安藤桃子さんにとっては家族全員が関わる、思い入れ深い自身の作品。
その映画が沢山の賞を受賞したことで、2015年はとても印象に残る年だったのではないでしょうか。
私は早速この映画「0.5ミリ」を鑑賞してみました。
一言でいえば、素晴らしかったし、引き込まれるしで2回観てしまいました。
その感想はこちらから。
まとめ
今回は、最近読んだ「ぜんぶ、愛。」という本の著者が予想通り数秘33だったことから、著者の安藤桃子さんを取り上げて書いてみました。
特殊な家庭環境で思い悩む10代、猪突猛進で直感で行動する反面、思い悩むナイーブさがあること。
自身の興味関心があることについてのこだわりなど、数秘33らしさが満載でした。
本のタイトルが「ぜんぶ、愛。」というのも興味深い。
なぜなら数秘33のテーマは「人類の愛の奉仕者」として生きることだから。
まるで数秘33の生き方のお手本のようです。
そして数秘33への嗅覚が、同じ33として備わっていることに気づいた出来事でした。
数秘33さんに、この本を読んでみることをお勧めします。