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実録㉙~カサンドラになりやすい数秘33~

《実録》これが数秘33の生き方だ

こんにちは。数秘33の笹子です。

みなさんはカサンドラ症候群という症状をご存じでしょうか。

身近な人にアスペルガー症候群などの発達障害に分類される人がいて、その人に自分の気持ちが伝わらない、さらに抱えている悩みを周囲に理解されないことで生じる心や体の不調がある状態のこと。

近年、野波ツナ著「旦那さんはアスペルガー」などの書籍が出版されたり、「あさイチ」(NHK)でも特集されるようになり、カサンドラ症候群という言葉もだいぶ浸透してきたのではないかと感じます。

自分自身がカサンドラ的症状であったことから、数秘33はそういう状況に陥りやすいのでは・・・と思い、その気持ちを綴っていきたいと思います。

カサンドラ 私の事例

「やっぱり何か変だ。」

そう確信したのは結婚して15年以上も経ってから。

あまりにもこちらの「怒りや悲しみ、疲れ」などに影響されない夫に対して、違和感を持ち始めるようになりました。

義理の両親との軋轢や子育て、夫の行動といった「結婚しているから生まれる問題」に関して、私が怒ったり、泣いていても話を聞いた次の瞬間には、夫は笑ってテレビを見ていたり、何度訴えても同じことが繰り返されたり、そんな状況に対して「何かおかしい」と思うようになりました。

また、異常なほどのワーカホリックで、仕事が人生のすべて。休日も自らの意思で仕事へ。家は食べて寝るだけの場所であり、ワンオペの状況を訴えても、全く理解してもらえません。

ここまで書くと、「どこの旦那もそんなもの」という声が聞こえてきそうなのですが、何かが違うのです。(この周りに理解されない状態もカサンドラの悩みの特徴)

夫は意図的に家庭の問題に関わらないようにしているのではなく、相手の困窮が本当に想像できない、ワーカホリックもどこか病的という感じです。

私の感情、家族のこと、見えてる?伝わってる?存在してる?という状態。

ある日、ひょんなことから「カサンドラ症候群」という言葉を知り、これは全部、私の状態に当てはまると納得し、安心するような絶望するような感覚に陥りました。

ちなみに夫は診断されたわけではありません。

今後も本人が困っていないので、診断を受けに行くこともないでしょう。

私の性格

私自身、「自分のことは自分で」という精神が人より強く、悩みがあっても身近な人に相談しないほう。

また、自分の思いを溜め込みやすく自責の念が強いので、夫を責める前も責めた後も結局は自分が苦しくなる性格です。

もっと、あっけらかんと生きていけたらカサンドラにはならずに、「夫はああいう人だから」と割り切って生活を送れたかもしれませんが、私にはできませんでした。

調べてみると、やはりカサンドラになりやすい性格があるようです。

数秘33はカサンドラになりやすい?

ここでカサンドラ症候群になりやすい人の特徴をあげてみます。

カサンドラ症候群になりやすい人は、性格的に、真面目、几帳面、完璧主義、忍耐強い、面倒見が良いなどの事例が多いようです。(LITALICO発達ナビより)

はい。わたくし、すべて当てはまります。

相手の言葉を真面目に受け取る、家族のために几帳面に生活を設計する、完璧に家事も育児もこなそうとする、疲れてても頑張る忍耐強さ、家族の面倒はすべて抱え込み相手を丸ごと受け入れようとする

私はこんな状態でした。

数秘33は「菩薩のような愛を持つ人」として知られていますが、家族などのあまりにも身近な相手に対しては、その菩薩的愛は空回りし、自分を苦しめる原因になってしまうような気がします。

夫は頼めばやってくれる一面もあるのですが

「仕事で疲れているのに申し訳ない」という遠慮や「なぜ毎回言わないとわからないの?」という怒りの感情が常にある状態。

また、相手にわかりやすい非がないので余計に

「自分が悪いのでは?自分に感謝が足りないのでは?自分さえ我慢すればいい。自分が頑張ればいい。」

という負のループに陥るように・・・。

相手を責めるよりまず、自分を責める状態です。

やっぱり発動。数秘33あるある、誰にも理解されない悩み

こどもが小さいころ、子育て中のお母さんの集まりなどに行って夫の愚痴を聞いても自分と同じような悩みを抱えている人は皆無でした。

世間の夫はもっとわかりやすいひどさ。転職を繰り返したり、マザコンだったり、俺様気質だったり・・・。

うちの夫のことを話しても

「どこの夫もそんなものよ。うちの夫も何もやってくれないよ」

「仕事熱心でありがたいじゃない」

と軽く流され、ほぼスルーです。

仕事はしっかりしてくれる

暴力なし

ギャンブルなし

浮気なし

子供にも愛情がある

非の打ちどころのない穏やかな夫。

なのにどうしても、もやもやした不満を持っている自分がいる状態。

他人からは絶対理解されず、またまた「数秘33、人には理解されない悩みを抱える」状態が発生です。

なんというか、もっと根底にあるものに問題を感じているのです。

相手の意思がまったく伝わってこないので、ケンカも一方的にこちらが言うだけ。

夫の感情が伝わってきません。

(当初は「穏やかな人」と思っていて、そこが良いところだと思っていたのです。)

逆にこちらの感情も、全くわからないようです。

お互いロボットのような感覚になる不思議な虚無感は誰にも理解されません。

まとめ

今回は、カサンドラ症候群になりやすい数秘33について綴ってみました。

身近な人の発達障害的な特性によって、数秘33の真面目で完璧を求める性格や菩薩的愛情が、空回りして自分を苦しめる。周囲にも理解されない。

こんな私の「カサンドラ症候群」的な現実を書いてみました。

もっと早くこんな症状があることを知っていれば、こんなに相手や自分を責めずに済んだ、という気持ちもあります。

相手は変わることがほぼないと思うので、「夫は私の物事への捉え方を変えるために送り込まれた人」なのかも、と思うようになりました。

数秘33は家族であれば尚更、愛情が大きい分、葛藤が強くなりがちです。他人だったら「こんな人もいるよね」で終わりますから。

この経験が少しでも、誰かのお役に立てればと願います。

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