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実録⑭~数秘33の子育て~

《実録》これが数秘33の生き方だ

数秘33の笹子です。

私はもう成人した子と、もうすぐ成人する子の二人の子を持つ母親です。

今日は数秘33の子育てについて書いていこうと思います。

出産方法一つとっても普通じゃない

二人とも助産院、助産師さんの手によって産婦人科以外の場所で生まれました。

なぜ産婦人科で産まなかったのか・・・?

当時はいわゆる自然派育児の走りの時代でしたので、それに共感したというのもありますが

最初に妊娠をした時の産婦人科での対応に心から幻滅したというのもあります。

これがよい機会となり、出産について自然に任せて生みたいという強い願望が生まれました。

一人目は助産院、二人目は自宅出産を選択しました。

一人の人間としての自分と、母親としての自分のはざまで・・・

こんな風に、わりと自然派育児にまい進していました。

完全母乳、トイレトレーニングはしない、離乳食は大人のとりわけでOK、牛乳は与えないなど。

当然、近所のママさんとは全く子育ての話が合いません。

しかし一方で、自然派育児ママ特有の融通の利かない生真面目な考え方に、なんとなく疲れてしまう自分もいました。

また、専業主婦はまったく向いておらず二人目が3歳になる前に働きだしました。

働くことに対しての願望はずっとあり、転勤族の夫との暮らしで叶えることは困難で、しばしば私を悩ませました。

しかし何とか職にありつけました。

夫すら頼れない環境でのワーキングママ生活は、常に時間との戦いで疲れている状態が当たり前、キャパオーバーがデフォルトの生活でした。

これは今もそれほど変わりません。

子どもはすくすく育ちましたが、私の中では子どもに対していつも

「もっと手をかけてあげたいでもできない、余裕がない」

という日常でかなりのジレンマがありました。

外で仕事をして一人の人間として自己実現したい自分

手作りの食事や工夫を凝らした丁寧な暮らしの中で、子育てをしたい自分

自分自身が二人ほしいと思う日常でした。

子育てを取り囲む外野の存在

私の子育ては、仕事中毒で子育てノータッチの夫と教育熱心な姑&舅の干渉とのせめぎあいの育児でした。

姑&舅はとても孫に愛情を注いでくれるのですが、私にとってはプレッシャーを感じる相手でした。

「勉強も、スポーツも、遊びもぜんぶ頑張れ」が口癖の舅

「勉強しないと世界に羽ばたけないじゃない」が口癖の姑

英語は?塾は?と世間体、学歴、そういうものが一番大切な義両親。

いわゆる土の時代で生きてきた先駆者なので、仕方ない面もあるのですが、私をずいぶん悩ませました。

一方で、健康に生きてるだけでいいじゃないと思う私。

子育て期は私なりに過酷な状況で一人奮闘する日々でした。

そして、夫。

子煩悩な夫です。優しい夫です。しかし協力は一切なし。

彼にとって週末のほんのひとときの楽しい時間が子育てのすべて。

そんな感じだったので、子育てを二人でやってきたという実感は残念ながら持てませんでした。

これはやっかいで、私の心にものすごく深い刺となって今もずっと刺さっています。

一人で頑張ったと思っている自分

家族のために仕事を頑張ったと思っている夫

子育て期の、この「わだかまり」を解消するのは困難だと思います。

成績優秀な子=ママは子育て成功者・・・?!

健康に生きてるだけでいいじゃないと思う反面、育児熱心なお母さんの子供はやっぱり成績優秀で私はほったらかしすぎなのか・・・・どこまで子どもの勉強に介入して良いのか悶々とする日々でした。

子どもの成績は二人とも平均的でど真ん中というところ。

勉強以外でも、学校のお便りで部活や委員会で表彰される知り合いの子どもの姿を目にすると

特別なんの賞ももらってこないわが子に対して

自分が才能を引っ張り出せていないのでは?

と不安になりました。

その結果

成績の良い子については「お母さんにやらされて気の毒~」

委員長やら部長やらが好きな子については「承認欲求が強いのは親の期待に応えるためね~」

こんなふうに卑屈に考えてしまう自分が嫌でした。

生きているだけでいい」という思いと、

何か特別な才能を持っていてほしい」という思い。

当時の私は子供の活躍を親の成績表のように見ていたのかもしれません。

ママ友ゼロ人

避けて通れないママ友関係。

子供が幼いころからかなり用心していたので、少し話すような距離感が自分にとっては最適で、極力家庭内の話まで踏み込むような関係にならないよう注意していました。

その結果、子供の通う学校でのママ友は0人!

行事のたびに、ママたちのグループに全く属してないというのは辛いものがありました。

しかし苦手なんです。ママ友オーラが。

同じ女性がママという怪物に見えると言ったら大げさでしょうか。

声のテンション、話している内容、いろんなものが私にとって苦手の塊でした。

「○○ちゃんママ~こっちこっち~」みたいなテンションが怖いのです。

下の子が高校に入ったときは

「もう、こういったママ友集団を気にすることから解放されたんだ!」

と心底ホッとしました。

子供との関係

子供との関係は良好です。

母と子というより友達に近いと思います。

成人している上の子供に言わせると昔の私は教育ママだったというので驚きました。

勉強に関してやはり「本人任せ、でもそれでいいのか不安」のせめぎあいの時期で

私自身の軸がブレブレだった時のことを言っているようです。

今では、すっかり外野の干渉から解き放たれ(?)子供曰く、私のことを「あまりにも子供を心配しない母親」だと言ってきます。

子供は進学でもう家を出ていますが、その際も本人に任せきりでした。

まわりはみんな親が付きっきりだったとあとから聞かされました。

「子どもの一人暮らしの生活に干渉せず、何も手を貸さず。」

これが多分、私の本当の子育ての姿だなと思います。

まとめ

昔はまわりの立派な母親の姿や、子どもにどんどん介入していく母親の姿に翻弄されましたが

数秘33はそんなことせず、たくさん無駄話をして、おいしいご飯を出すだけでオッケーなんだと今なら思えます。

子どもの成績が良かろうが悪かろうが、

私の願うことは、ただ一つ。子供の心が幸せなこと。その子が元気に過ごしていればいい。

それが本心です。

数秘33は愛情深いのでその意味が分かると思います。

子供に対して世間的に良い大学、良い職業を血眼になって求めるようなモンスターな親は

数秘33にはあまりいないのではないでしょうか

もうすぐ下の子が成人したら、やっとまた自分の人生がスタートする。

今はそんなわくわくでいっぱいです。よく頑張った自分!

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