アラフィフ主婦の笹子です。
ほんの数年前まではパートで働いていましたが、事情があり正社員になったのを機にフルタイムで働くようになりました。
そこで思ったことを書いてみます。
一日5時間のパート時代は天国だった
パート時代は一日5時間の週5日勤務でした。
今思うとこれが一番精神衛生上良かったです。
昼休みがないので、拘束時間は働いでいる時間のみ。
帰宅後もゆっくり体を休める時間を確保でき、家事のほうも疎かにならずに済みました。
休日が週に2回あるので、そのうち1日は趣味に費やすこともできました。
「仕事辞めたい、行きたくない」と思ったことはありませんでした。
あぁ・・あの頃に戻りたいなぁ・・・
フルタイムになって・・・長時間はつらいよ
子供の教育費も重くのしかかり、働く時間を増やすしかない状況に。
希望が叶いフルタイム勤務になりました。
そうなると、給料が発生しない1時間の休憩があるので拘束時間は9時間に。
さらに出勤準備や通勤時間も合わせると、合計12時間は費やすことに。
一日の半分を仕事に費やしていることになります。
家に帰れば帰ったで山ほど、やらなければいけない仕事が待っています。
早く家に帰ってご飯作りたい、洗濯物も片付けないと。あれもこれも・・・。
仕事がどんなに暇でも、忙しくても、時間までは帰宅することはできません。
仕事+夕食作り+子ども+家事+風呂+寝るだけで終わる日々。
そして次の日もバタバタと仕事へ。
なんかむなしい。泣けてくる。
休みの日はたまった家事で終わる
私は連休はなく、とびとびで週に2回休みになります。
だから休日はもうどこにも出かけたくありません。
たまった家事を片付けて、買い物に行って、夕食準備して一息ついたら1日は終わります。
「休んだっけ?」
という気持ちのまま、明日から仕事です。
趣味の時間も持てませんし、笑顔が減りました。
体はいつもくたくたです。
夫の状態
フルタイムを通り越して、家には寝に帰るだけの激務の夫は、パートという短時間勤務を経験をしたことがないので長時間労働というものに疑問がありません。
今の状態が当たり前になっています。
夫自身の日常は、食費以外お金をどこにも使わずに帰宅します。
なぜなら本人にとって、お金を使う時間がないから。
休日も同じようなものです。
夫の今の状態の働き方では、
・スポーツジム行くくらいなら家で寝てたい
・スーパーは嫁の行くところ
・家事育児はノータッチにならざるを得ない
・思考の9割が仕事のことで、その他の学びの場など考えられない
・日中のわが街を知らない
・趣味は家でテレビという状況
・人間関係も職場以外は皆無・・・。
こんな生活なので、家族の関係もどこか冷めた状態に。
これが我が家の現実です。
もしも、みんなが5時間勤務の世界に住めたら
もしも、勤務時間が5時間という働き方が主流になって、給与も減らないという世界に住んでいたらこうなるのではと思うことを挙げてみます。・・・
1.仕事帰りにカルチャーセンターやスポーツのスクールなど学びの場に通う人が増える。
2.学びの場から広がる人間関係により、仕事、家庭以外の居場所が増える。
3.仕事帰りにスーパーだけではなくショッピングモールなどで買い物を楽しむ人が増える。
4.在宅時間が増えることで夫婦で家の仕事を分担できる。
5.家族が揃いやすいので平日の外食が増える。
6.仕事がつらくても5時間なら耐えられると思い、仕事の悩みでメンタルを崩す人が減る。
7.働く時間帯は多様になり、明るい時間に帰る人も増え、街の活性化や子供の帰り道が安全になる。(うちの近所は日中街にいるのは老人だけ)
8.楽しみにも時間が割けるようになり、映画を見たり読書する時間が増えることで視野が広がる。
9.在宅時間が増えることで、家族が満足して暮らせるように家自体にお金をかけたり、快適になる家電を購入したり、家の中を気持ちよく整えるようになる。
10.ペットの世話に時間を割けるようになり、それによって、心の癒しを得る人が増える。
11.様々な時間に家の周辺を歩くことが増えることで、住む街の景観や、治安にも気を配るようになり住民が住みやすさを求めることで自治体への期待も高まり、街が活性化される。
こんな風に自由な時間が増えることで様々な産業が利用されるようになり経済も回り、人の往来が昼間も増えることで街の防犯にも繋がるのではないでしょうか。
人間にとって、生きていくために必要な学びの時間、楽しみに使える時間が大幅に増え、心の安定にも影響しそうです。
こんな生き方ができれば幸せなのですが、我が家はとにかく馬鹿みたいにかかる子供の学費にてんてこ舞いで働けど働けど・・・という状態です。
こう考えると、教育費の高さにもメスを入れないと子供のいる家庭は永遠に働きづめですね。
それにしても、思います。誰に言えばよいのでしょう。
フルタイムの週休二日では、お金を落とす時間もなく、経済は回りません。
忙しさに心を蝕むだけで
なーんにもよいことはありません!!