こんにちは。
数秘33の笹子です。
数秘33のイメージって「とても心が広くて、人に対しておおらかで優しいイメージ」で語られることが多いですよね。
なんてったって菩薩といわれる数秘ですから。
数秘33を世に広めた「はづき数秘術」創始者のはづき虹映さんも数秘33の特徴を
他人に対する思いやりが深く、情にもろいタイプ。
(中略)
独自の世界観を持っており、他人の言うことはほとんど気にならないマイペース派。
数秘術で占う366日誕生日全書 はづき虹映著 世界文化社より
とおっしゃっています。
でも、です。
私は結構根に持つタイプ。
一度仲違いしたした人と、昔のようにまた仲良くなる、という経験がありません。
そんなことを今回は綴っていきたいと思います。
ずっと覚えている
はづき虹映さんがいう「数秘33は他人の言うことはほとんど気にならない」という言葉の解釈は、
人に何か気の障ることを言われても気にならない、という意味ではなく
「人に何か言われたからと言って、自分の意志はブレたりしませんよ」
という意味だと思います。
確かに私も50年近く生きてきて、進路や結婚など大事なことでも人に相談することは滅多になくて、人の意見に左右された経験がありません。
全部、自分のやりたいように選択してきたと思います。
しかし、人から言われた「なぬ!?」と心が反応した言葉はずっと心に刺さったまま、忘れることはありません。
本当にずっと覚えています。
こうして根に持っていくのです。
元のように戻れない
例えば、学生時代はとても仲良くしていたのにあるきっかけで相手の本質に触れて、疎遠になった友人がいます。
お姑さんとも、あることから交流が完全に途絶えました。
もう戻れないのです。
トラブルが今後の関係の通過点とならないのです。
大きな行き止まりの石のように今後の付き合いを終わらせます。
こんなこともありました。
以前、職場の先輩にとんでもなく自分勝手なひどい発言をされたことがあったのですが、その「あまりのこと」に一日中頭がいっぱいになりました。
この思いを放置していいわけがない・・・。
本人にその思いを伝えなければ自分が持たないと感じました。
一晩、頭を整理して翌朝、本人に伝えました。
平穏な職場で居たいなら言わないほうが良いとわかっていても、ずんずんとその先輩に向かって歩いていく自分を俯瞰している自分もいました。
対決?はあっけなく終わり、謝罪されあちらは驚いた様子でした。
そして、その出来事の前後ではっきりとその先輩への私の振る舞いは変わりました。
友人や親せきと違って、職場でのトラブルは毎日顔を合わせなければならないので厄介です。
我ながら「許したれよ」と思うのですが、もうその先輩に心を開くことはありません。
その時味わった悔しさや怒りを脳が鮮明に覚えているため
その人に対する印象が、以前の状態に戻ることがないのです。
人間関係がドライになりがち
大人なら使い分けることができる、本音と建て前。
心ではどう思っていても、平気な顔して接することができるのが普通の大人。
しかし、数秘33の私は心と表情筋が完全に一体化しているので
「おはようございまーす(ニコニコ)」(内心、こいつ嫌い)のようなことができません。
「・・・おはようございます(目を合わさない)」(やっぱ、許せん)
のようなわかりやすい振る舞いになってしまい、我ながら子供じみていて生きにくさを感じます。
よって、人間関係はわりとドライになりがちです。
トラブルがあると元には戻れないとわかっているので、慎重になってしまうのだと思います。
だから
「仲間」 「友情」 「絆」
みたいなワードの人間関係にあまり縁がありません。
昔のドラマみたいな
「取っ組み合いをしたこともあったけど、笑い話。肩組んで飲み明かそう!永遠の仲に乾杯!」
みたいなこともありません。(あくまで笹子個人の意見です・・・)
一方で数人の繋がっている友人たちとの仲は細く長く続いているのが特徴です。
今でもつながりのある友人は皆、20~30年以上の付き合いになります。
「私たち大親友」という濃さはなく、淡々と問題なく仲が続いていて
お互いの意見を真正面からぶつけ合って喧嘩して・・・のようなことはありません。
そんなことがあったら、ジ・エンドなので・・・・。
見習いたい数秘5の生き方
私がすごいなぁと思うのは数秘5の方々。
私のような「ずっと根に持ってしまう」という部分をさらりと乗り越えているように思えます。
数秘33の私から見たら、「そんなことする人、見捨てていいでしょ」と思う人に寄り添おうとしますし、
酷いことをされて涙を流していたのに、「あんなこともあったよね~」とその相手と普通に接している数秘5を見てきました。
私には絶対に起こらない現象です。
どんなとき、根に持つのか
基本的には、そんなに簡単に怒ったり、根に持ったりはしません。
むしろ、普段はそんな相手の背景にあるものに目を向けてみる、なんてこともできるのです。
しかし、相手の
「自分本位で、こちらの気持ちに一切配慮がない発言や行動」に遭遇した時や
組織や社会から
「自分だけ不平等に扱われた」
時に激しく心が揺さぶられます。
その人の浅い人間性を見てしまった失望や、その発言や行動によって自分がないがしろにされた
その怒りや悲しみが、激しい嫌悪感となり心の修復が困難になります。
その人の本質や会社や組織の人権のとらえ方のような、深層部分に反応してしまうのです。
数秘33に根に持たれたら
数秘33を今まで「ほんわか、おっとりした優しい不思議ちゃん」と思っていた方がいたら
割と根っこでは怒りの炎は消えていない、ということに驚かれたかもしれません。
では、数秘33に根に持たれたらどうしたらいいのでしょうか。
経験上、親子など血が繋がってない限り、完全に元に戻るのは難しいと思います。
数秘33はあっさり立ち去りますので。
私的には、しっかりその事実に、気付いてほしいのです。
けんか両成敗という言葉がありますが、数秘33は基本人に迷惑をかけないように慎重に生きているので、自分に非があれば猛省します。
そうではなく、数秘33が根に持ってしまうような出来事は、かなりの比重で相手の本質的行動や発言に問題があり許せない場合が多いです。
それを、しっかり気づいてなんなら謝罪してほしい、うやもやにしないでほしい。
めんどくさくてごめんないさい。
しかし、数秘33が根に持っている時はたいてい
相手に、この思いを気付いてほしいのに、まるで何事もなかったようにされたと感じています。
もし、数秘33に根に持たれ修復をしたいのならば、
割と具体的に、悪かった部分の気づきのポイントを挙げて謝罪をするのが良いかもしれません。
それがあれば、数秘33の怒りや悲しみも少しずつ溶けていくのではないでしょうか。
まとめ
今回は、数秘33の人は、意外と根に持つということについて書いてみました。
優しい不思議ちゃんに思われがちの数秘33ですが、心が反応した痛みは簡単に消えることなく残り続けます。
人の本質を見ようとするので、「あまりにも自分本位でこちらの気持ちに一切配慮がない発言や行動」をされると、一気に心が離れます。そしてそのことに気づいてもらえないと、長く根に持ち続けてしまいます。
もしも、数秘33さんに嫌われてしまったけれど仲を修復したいという思いがあれば、具体的に至らなかった点を挙げて、謝罪することをお勧めします。
「気づいた」ということを伝えるのです。
なにかと面倒くさい部分のある数秘33ですが、心がしっかりあるからこその思いなんですよ。