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実録㊿~ポジティブなアドバイスが役に立たない数秘33~

《実録》これが数秘33の生き方だ

こんにちは。
数秘33の笹子です。

悩んだとき、落ち込んだとき、アドバイスより共感が欲しいと思う笹子です。

基本的に私はネガティブで、それをバネにこの世を生きている感じがずっとあります。

無駄に悩んで沈んで、そこから這い上がっていく過程を潜在意識では実は楽しんでいるのでは、という変人気質です。

だから、他者からのその場しのぎの「ポジティブ アドバイス」をすんなり受け入れることができません。

そんな天邪鬼な気持ちを今回は綴ってみたいと思います。

ネガティブを全身で受け止め離さない

何か気持ちを揺さぶられるような事件が起きた時、数秘33の私はそこから気をそらすことなく、全身全霊で受け止めます。

なんなら、ずっとそのことについて考え続けます。

だから、精神が大きく消耗してしまい

・食べられなくなる

・お腹を下す

・精神疲労からくる睡魔で起きていられなくなる

という身体的反応がすぐに出てしまいます。

とてもナイーブなのです。

そして、そのナイーブを手放そうとしません。

ネガティブな心の動きを注視したい思いもあるのです。

ポジティブアドバイスで撃沈

ポジティブな人からのアドバイスは時に衝撃を覚えます。

以前、こんなことがありました。

職場で厳しめの先輩にミスを咎められてしまった際、胃の存在が分かるくらい食欲がなくなり、もうこの職場では必要とされていないのではないか・・・と思い詰めました。

一方で私のこの受け止め方は、やや異常だということも分かっています。

同じように注意を受けてしまった新人さんは特に気にする素振りもなく、そのあとも変わらない様子で仕事をしていましたから。

ここで、私のこの気持ちをポジティブな性格の人に相談したら、大抵こんなアドバイスが返ってくるでしょう。

私:「仕事のやりかたでキツめの注意をされてしまった。落ち込む・・・・」

ポジティブさん:「大丈夫だよ~!気にしない気にしない!次、頑張ればいいよ!」

こんな、感じでしょうか。

こういった「気分、アゲていこう!」

というアドバイスは私にとっては、さらに疎外感を強めます。

「この辛さって、普通じゃない?」とか

「こんなに落ち込む私って、やっぱり変なの?」・・・と。

大丈夫だよ、とか気にすんなという言葉より、「そのミスやっちゃうよね~」というような共感がほしいのかもしれません。

また、別の事象ですが、職場で相当腹が立つ事象が起こり、私はポジティブな同僚に愚痴ったことがあったのですが、こうアドバイスされ撃沈しました。

「広ーいところで、大声でバカヤローって叫んで来たら、スッキリするよ♪」


当然、そのアドバイスは全く私の心に響きませんでした。

落ち込んだり、腹が立ったりする出来事で、その気持ちの持っていき場にグラグラになっている時、その気持ちに蓋をするようなポジティブアドバイスとはどうも相性が悪いようです。

普通の人は、そのポジティブな蓋で完全に不安な気持ちが消えて無くなってしまうのでしょうか・・・?

ネガティブを楽しんでる?!

ここで密かに感じているのは、体調が悪くなるくらい落ち込んだりするくせに、そのネガティブな感情を観察したり、解消するプロセスを考察したり、それが消えていく過程を日記に記録したりネガティブに対して

「ほんとは楽しんでるじゃん!」

と突っ込みが入りそうな扱いをしている自分に気が付きます。

例えば、前述した職場できつめの注意を受けてた際は、落ち込みも激しく職場で信頼も何もかも失ってしまったのではないかという感覚に陥りました。

たかが、注意でこんなに落ち込むって・・・・。

そして、私が考えたのは

「仕事への意識改革」

・ミスした経緯は?

・同じミスを繰り返さないようにするには、どうしたらいい?

・工夫すべき点はある?

そして、ミスしないために道具が必要ならば買い揃え、ミスした原因を自分に理解させ、次回はそれを回避するための動きのシュミレーションをする。

ここまでグィーっと飛躍するのです笑

数秘33の極端さが半端ありません。

こうやって、ネガティブな感情を、より良く仕事をするための原動力にするのです。

こうして、ネガティブを昇華していきます。

この一連の流れに醍醐味を感じていることを意識の上では理解していません。

じっとしていられず、無意識レベルでこんな行動をしています。

結果として

「ふぅ・・・大変だったけどあんな出来事があってよかったのかもしれない・・・」

と振り返ることができるんです。

心の平安を求め、平安が来ると不安に

心の中ではいつも平安な状態であることを求めています。

それくらい、いつも何かに不安を感じたり心配をしているので、平安という状況が不意に訪れるとその状態が逆に不安になります。

異常ですよね笑

私にとって人生は平安を求める旅路。

だから、抱えている問題が解決したり不安な事象が一つもないという状況になると、

「あれ?何すればいいんだっけ・・・?」

という心境に陥ってしまいます。

ぽっかりと心に穴が開いてしまうのです。

月日が経って、数々のクリアした人生での出来事を振り返り、満足感を得ていたりするのです。

ポジティブな人は幸せ?

ポジティブな数秘と聞くと思い浮かぶのは数秘1さんや数秘3さんでしょうか。

彼ら彼女は当然落ち込むこともあるのでしょうが、私の周りにいるこの数字の方々はやっぱり基本ポジティブで、数秘33とは違うなと感じます。

何か問題が起きた時に、精神的に沈んだりその気持ちを味わったりしている時間は少なく、現実的にさっさと環境を変えたり、頭を切り替え、楽しいことに精を出したりネガティブを軽々と素通りしていきます。

置いてきぼりにされたネガティブは一体どこに行くのだろうか・・・と思ってしまう数秘33の私です。

ただ、先日こんなワードを知りました。

それは、「ポリアンナ症候群」

ポリアンナ症候群
直面した問題に含まれる微細な良い面だけを見て負の側面から目を逸らすことにより、現実逃避的な自己満足に陥る心的症状のことである。別の言い方で表すと、楽天主義の負の側面を表す、現実逃避の一種だと言い換えることもできる。
Wikipediaより抜粋

ちなみにポリアンナとは、昔のベストセラー小説の主人公の名前。

日本では「愛少女ポリアンナ物語」としてアニメになりました。

小説の内容は孤児となり絶望的な状況になった主人公のポリアンナが「良いこと探し」でネガティブな事態を常にポジティブであろうとする生き方が描かれた物語です。

ポジティブな思考が行き過ぎると、問題を根本的に解決しようとしなかったり、現実を直視しないという状況に陥って現実生活が行き詰ってしまうのだとか・・・。

私がポジティブなアドバイスが心に響かない理由は、この「現実を直視しない」事に違和感を覚えるからだと思います。

表面的に気分が軽くなっても、問題は何も解決されていないし、心の傷は癒されていない。

気分をアゲて行くことは大切だけれど、落ち込んでしまった自分を置いてきぼりにしたくない。

自分は生涯、ポリアンナ症候群とは縁がないと思われます。

まとめ

今回は「ポジティブなアドバイスが役に立たない数秘33」について綴ってみました。

基本ネガティブでちょっとしたことでも深く落ち込んでしまう私なので、ポジティブな人からのアドバイスが心に響きません。

ネガティブを手の届くところにおいて観察したり、昇華していく過程を実は楽しんでいるのではと思ってしまうところがあるようです。

ネガティブすぎるのもよくありませんが、その気持ちを置いてきぼりにせずに よりよい人生の糧にしていくのも人生の醍醐味であるのだと感じています。

せっかく頂いたポジティブアドバイスが心に響かないなんて本当に皮肉れ者だと思いますが、「平安を求める旅路」をポジティブな言葉でお茶を濁して、邪魔されたくないのかもしれません。

やっぱり変わり者だなぁと改めて思うのでした。

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