こんにちは。
数秘33の笹子です。
物心ついた頃から、「家族観」が人と違うと感じていました。
実家や義両親との関わり方がとてもドライで、家族=チームという概念が薄いと思っています。
だから、家族だからという理由で「仲良く何でも一緒に」・・・という考え方にあまり賛同できません。
そんな日常の中で、飛び込んできた新聞の投書。あなたはどう感じますか?
義理の家族との旅行って…
先日、新聞の投書を読んでいて、もやもやした気分になりました。
投書者は70代女性。
「昔から家族四人(自分、夫、娘二人)で国内旅行を楽しんできた。
この度、長女が結婚したので今度はお婿さんも入れて、5人で旅行に行くのが待ち遠しい!」
という内容。
早速、もやもや発動。
私はこの70代女性の投書者さん以外の家族、だれの立場になってもツライ。どうしよう。普通はみんなこの状況を楽しめるものなの?
自分が家族のそれぞれの立場だったら…と考えてしまう。
- 投書者の夫の立場なら
「婿さん気を遣うだろうな・・・。俺に気を遣わず楽しんでくれればいいから・・・」 - 長女の立場なら
「いきなりこんな家族旅行に誘ってごめんね。でも親孝行と思って付き合ってくれるかな。」 - 妹の立場なら
「義理の兄と一緒に旅行はさすがに気まずい・・・年も近いんだし」(←知らんけど) - お婿さんの立場なら
「ふぅ~正直めんどくさい。俺、ちゃんとうまく立ち振る舞えるかな・・・」
この投書者さんはどんな気持ちでわくわくしてるんだろう。
「我が家の旅行の新メンバーとして、これからは5人で思い出いっぱい作りましょうね。」って感じでしょうか。
お婿さんとお嫁さんという男女の違いでとらえ方は違うのか?
私が女性でお嫁さんの立場で考えるから、こうも「もやもや」するんでしょうか?
それとも数秘33で、人と違う独特の感じ方をするから「もやもや」するんでしょうか?
この投書者さんに、もし息子がいた場合、同じように家族旅行にお嫁さんを誘うのでしょうか。
というのは、やはり「義両親」という存在から受け取る無言のプレッシャーはお嫁さんとお婿さんでは格段に違うから・・・。
もしうちの両親が私の夫をこんな風に家族旅行に誘ったら、夫は何も考えずホイホイ参加するような気もします。(ただし数秘33である実家の父は気を使って絶対に絶対に、こういうことに夫は誘わない)
誘うこと自体が優しさなのか?
おそらく投書者さんの家庭は仲良し家族で絆が強い。
長女が結婚したからといって、この家族旅行のメンバーから除外することは考えたくない。
昔と違って嫁いだからといって、もう実家とは距離を置く時代ではないですからね。
かといってお婿さんだけ留守番をさせて4人で旅行を決行するのはかわいそう。のちのち心の隔たりができるかもしれない。
だから5人で旅行に行くのが当然だし、最善、最良の選択ということなのでしょう。
人によって優しさの表現が違うように、この投書者さんの優しさは「お婿さんを家族旅行に誘うこと」。
一方、数秘33の私のようなタイプは「もう嫁いだ娘は除外。これからは二人で旅行を楽しんで。」と、あえて誘わないことが優しさだったりする。
なぜならお婿さんに気を使わせたくないから。それに自分自身だってお婿さんが楽しめてるか気になって疲れてしまいそう。
お婿さんの気持ちを知りたい
ここで私は旅行に誘われている、お婿さんの本心を知りたい。本当は行きたいのか、行きたくないのか。なんなら数秘を知りたい。
まだそんなに長い付き合いではない義理の家族との旅行を楽しめる俺なのかどうかの見極めを逃げずにしてほしい。
「実録③数秘33の人間関係」でも書いた通り、私は数秘8の勢いある行動的なお姑さんとの間で幾多もの葛藤をしてきました。
私自身、こんなことがありました。
結婚して初のお墓参りのお誘い。夫は仕事だから来なくてよしとのこと(なんでよ)。
なので、私の休みの日に決行。
義両親と私と、さらに私と同じ年の義弟と一日一緒に行動。義弟とはしゃべったことがほとんどないのに・・・。
息も詰まるほどの緊張と、気まずい4人での車中やレストランでの時間。
せめて夫がいるときに初のお墓参りをするべきでは・・・
突然放り込まれるこちらの身にもなって考えてくれよ・・・
まだ関係の浅い義家族とのお墓参りという小旅行に心身ともにへとへとになりました。
これから長い付き合いになる相手なので、誘いに乗っても地獄。断っても地獄。
あなたは嫁ぎ先のお墓参りを断れますか?
話を戻して・・・・私の経験から言ってこの場合は、1回目の誘いは断れません。ここで断ると家族として一気に距離を置かれる可能性があります。
「一緒は嫌なのね」と。
だから1回目は一緒に旅行に行くしかありません。
そこで純粋に楽しめるならオールオッケーで今後は旅行のスケジュールを考える大役を与えられたり、何かと頼りにされて家族の絆が深まり
「いい人が婿に来てくれた!」
と喜ばれ一家の将来は安泰です。
私が求めるのは、こういうことを楽しめる人と本当に無理な人がいるということがわかる感性。
一度は誘うけど無理なら今後は無理せずに・・・という心の機微が、この投書者さんにあるならば、今後の婿との関係は幸せなものになると思います。
投書者さんは全く正常なのです。が、その前に・・・
まずはウキウキの5人での家族旅行を決行する前に、投書者さんは一度深く婿の立場でこの旅行はどうなのか考えてみる時間が必要です。
いきなり「行くわよ~!」と誘うのではなく、私のようにどうしようもなくこういうのが苦手が人もいるということに思いを巡らせてほしい。(ま、こんなタイプのお婿さんじゃないから誘おうと思ったのでしょうけど)
もし数秘33の私のようなめんどくさいタイプなら・・・
これまでの家族旅行の歴史を語り、この家族旅行が我が家にとっていかに大事なものか、嫁いだ長女を除外することなどありえないのだとプレゼンする必要があるでしょう。
そしてお婿さんの反応をうかがい慎重にお誘いしましょう。無理しなくてもよい、あなたが行かない選択をしても私たちは家族なんだと伝える必要があるでしょう。
「いいっすね。おれも行きたいっす!」と満面の笑みを見せてくれたら安心してよいでしょう。しかし「・・・行きたいですけど仕事が・・・うんぬん」みたいな返事ならきっぱりあきらめましょう。
最後に
私ならば絶対無理な案件ですが、なんでこんなに「もやもや」するのかと考えると、私は義理の家族には外面しか見せられない性分なので2泊も3泊も一緒に過ごすなんて、変わり者の化けの皮がはがれるのが怖くて気が抜けないと思ってしまうのかもしれません。
世間体や常識というものを大事にする、まっとうな義両親であればあるほど・・・。
あとはお姑さんの態度の中に
「義理の家族と一緒に旅行なんて気づまりよね。無理はしなくていいのよ。」
というちょっとした、こちらの気持ちを慮る(おもんぱかる)配慮があるかどうかも気になってしまうのです。
あくまで極めて少数派の変わり者の数秘33の意見ですので、現実はふつうにみんな楽しく旅行に行って良き旅になるんでしょうね。
ああこの世は生きにくい。
投書者さんが楽しい家族旅行が実現できますように!と願うばかりです。